01 — Our Mission
私たちのミッション
芸術・アート・演劇は、文化と社会を豊かにする不可欠な営みです。しかし、その担い手たちが「正しく利益を上げる」ことができなければ、創作活動を継続することはできません。
「いい公演」と「儲かる公演」を分断しない
日本の舞台芸術業界では長らく、「アーティストや演劇人は儲けを考えてはいけない」という空気が漂ってきました。しかし、創作活動を続けるためには、当然ながらお金が必要です。出演者にギャラを払い、スタッフに給料を払い、稽古場を借り、衣装を作り、宣伝をする——これらすべてに費用がかかります。
「いい公演を打ち続けたい」と「ちゃんと利益を出したい」は、対立するものではなく、両立すべきことです。Ticketing Labは、その両立を支える基盤として、チケッティングサービス選びの透明な情報提供を行います。
主催者目線で「本当に得する」選択を支援
チケッティングサービスの世界は、表面的な手数料率だけでは見えない複雑さがあります。「主催者0円」を謳うサービスは購入者負担が大きく、観客動員に影響することがある。「集客力が強い」プレイガイドは、実は観客を主催者の資産として育てられない構造的弱点を抱える。「導入が簡単」なサービスは、運営の手間を増やす可能性がある——。
こうした「表面情報と実態のギャップ」を埋めることが、Ticketing Labの第一の役割です。15社を横並びで比較し、6つの評価軸でスコアリングし、CRM・顧客資産化という独自の視点も加える。これにより、主催者が「自分たちの公演特性に最適なサービス」を選べるようサポートしています。
02 — Our Vision
私たちが目指す未来
舞台芸術・演劇の主催者が、継続的・サステナブルに公演を打ち続けられる業界をつくる。
VISION 01
手数料の透明化
主催者・観客双方の実効コストを開示
VISION 02
顧客資産化の促進
観客が主催者の財産として継続的に育つ仕組み
VISION 03
運営工数の削減
創作に集中できる環境づくり
VISION 04
業界知見の共有
主催者間で知見が循環する文化
「サステナブルな芸術」を支える3つの柱
Ticketing Labが考える、舞台芸術がサステナブルに続くための条件は3つです。
① 主催者が適切な利益を確保できること。 手数料・運営工数・観客動員のバランスが取れたサービス選びが必要です。表面的な「安さ」ではなく、観客負担も含めた「実効コスト」で判断する目を養うことが大切。
② 観客が主催者の継続的な顧客(ファン)として育つこと。 プレイガイドの会員ではなく、主催者自身の資産として観客リストを保持・活用できる仕組みが必要です。リピーターを育てられない構造では、毎回ゼロから集客を始めることになり、長期的には消耗します。
③ 創作と運営のバランスが取れていること。 チケッティング業務に時間を取られすぎず、創作活動に集中できる仕組みが必要です。関係者管理・座席指定・当日受付などの運営機能が整ったサービスを選ぶことで、本業である作品づくりに時間を投資できます。
03 — Our Approach
編集部のアプローチ
主催者目線・観客目線・業界全体目線の3つを同時に持ち、透明な情報提供を心がけています。
独立性と中立性
Ticketing Lab 編集部は、特定のチケッティングサービスを「推奨する」ことを目的としていません。それぞれのサービスには独自の強みと弱みがあり、主催者の公演特性によって最適解は変わります。私たちの役割は、主催者が自分の判断軸で選べるよう、客観的な情報を整理して提供することです。
そのため、各サービスのレビューでは、強み(STRENGTHS)と弱み(TRADE-OFFS)を必ずセットで提示しています。「完璧なサービス」は存在しないという前提に立ち、トレードオフを正直に共有することで、主催者の意思決定を支援します。
6つの評価軸+CRM軸
各サービスは、舞台公演主催者の視点から重要な6つの観点でスコアリングしています。
- 舞台用途への専門性 — 関係者管理・座席指定・配席など演劇に必要な機能
- 手数料の妥当性 — 主催者・観客双方の実効コスト
- 集客力・リーチの質 — 観客への到達力
- 運営工数の負担 — 公演当日までの運営の手間
- 導入の容易性 — 利用開始のハードル
- 観客との関係性 — 観客を主催者の顧客として育てられるか
さらに、独立した観点としてCRM・顧客資産化軸を設け、「観客リストを自分たちの資産にできるか」という長期的視点での評価も提供しています。
継続的な情報更新
チケッティング業界は変化が早く、新サービスの登場、料金体系の変更、機能追加が頻繁に起こります。Ticketing Labは定期的に各サービスの最新情報を確認し、レビューを更新しています。読者の皆様からの情報提供・フィードバックも歓迎しております。
04 — Who We Help
誰のためのサイトか
Ticketing Labは、以下のような主催者・関係者の方々のお役に立ちたいと考えています。
PRIMARY AUDIENCE
- 演劇・ミュージカル・小劇場の制作者
- ダンス・バレエカンパニーの運営者
- 音楽・クラシックコンサートの主催者
- お笑い・パフォーミングアーツの企画者
- 大学・高校の演劇部・サークル
- 地域の演劇祭・芸術祭運営者
ALSO HELPFUL FOR
- イベント企画会社・PR担当者
- 劇場・ホール・ライブハウス運営者
- ファンクラブ・タレント事務所
- 配信ライブ・ハイブリッド公演運営者
- 業界研究者・メディア関係者
- 新規参入予定のチケッティングサービス
特に小〜中規模の主催者を応援したい
大手の興行主は、すでに豊富な業界知識と人脈を持っており、最適なサービス選びができる体制が整っています。一方で、小〜中規模の主催者——特に駆け出しの劇団、独立して活動するアーティスト、地域の文化活動を支える方々は、情報格差により不利な選択を強いられがちです。
Ticketing Labは、こうした小〜中規模の主催者が、大手と同じレベルの情報にアクセスし、適切な意思決定ができる環境を整えることを使命と考えています。
05 — Why Now
なぜ今、このサイトが必要なのか
舞台芸術業界は、構造的な転換期を迎えています。チケッティング選びが、公演成功の鍵を握る時代になりました。
業界の構造変化
かつてのチケッティングは、ぴあ・イープラス・ローチケなどの大手プレイガイドに委託すれば済む業務でした。しかし2020年代に入り、状況は大きく変わっています。
セルフサーブ型サービスの台頭により、主催者自身がチケッティングを管理できる選択肢が増えました。SNSを通じた直接集客の重要性が高まり、「プレイガイドに依存しない動員」が可能になりました。配信ライブの常態化により、リアル+オンラインのハイブリッド運営が標準になりつつあります。
こうした変化は、主催者にとって「選択肢が増えた」というポジティブな面と、「選び方が難しくなった」というネガティブな面の両方をもたらしています。Ticketing Labは、後者の課題を解決するための情報基盤として位置づけられます。
「自分の顧客を持つ」ことの重要性
舞台公演の興行は、「新規動員 × リピート率」で決まります。1回限りの公演で完結する興行は稀で、ほとんどの団体は年に数回、あるいは年に複数本の公演を打ちます。この継続性において、「過去に来てくれた観客に、次の公演を確実に告知できるか」は決定的に重要です。
しかし、従来のプレイガイド委託モデルでは、観客は「プレイガイドの会員」であって、主催者が直接コンタクトできる「自分の顧客」にはなりません。これは構造的な弱点で、長期的には主催者の競争力を削いでいきます。
Ticketing Labが「CRM・顧客資産化」という観点を独自に強調するのは、この長期的な視点を主催者に持ってほしいからです。手数料の安さや知名度だけで選ぶと、5年・10年後に振り返った時、「観客リストが自分のものになっていない」という現実に気づくことになります。
06 — Contact & Feedback
お問い合わせ・情報提供
Ticketing Labへのフィードバック、情報提供、取材依頼などは随時受け付けております。
こんな情報をお寄せください
掲載中の各サービスについて、実際の利用経験に基づく情報・体験談をお寄せいただけると、レビューの精度向上に役立ちます。また、未掲載のサービスや新サービスについての情報、料金体系の変更などの最新情報も歓迎します。
サービス提供企業様からの取材・情報共有のご依頼、メディア・研究機関様からの問い合わせも受け付けています。
編集方針について
Ticketing Labは、特定のサービスから金銭的な対価を受けて掲載順位や内容を変更することはありません。すべてのレビューは、公開情報・実機検証・編集部の独立した判断に基づいています。
情報の正確性には最大限の注意を払っていますが、各サービスの最新の料金・機能については、必ず公式サイトでご確認ください。当サイトの情報を基にした意思決定の結果について、当編集部は責任を負いかねます。