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演劇・舞台芸術特化型

カンフェティ(Confetti)の評判・手数料・機能を徹底レビュー

演劇・クラシック・ミュージカルに強いチケット販売サイト。委託販売7.0%〜・直接販売5.0%〜の業界トップクラスの低手数料。月刊フリーペーパーと月間210万PVのウェブメディアによる集客力、150万人の会員基盤、託児・キャンセル補償など独自サービスが特徴。ロングランプランニング株式会社が運営。

運営:ロングランプランニング株式会社 カテゴリ:演劇・舞台芸術特化 対象規模:中〜小規模 更新日:2026年5月11日

編集部の総評

カンフェティは2006年から運営される演劇・クラシック特化のプレイガイド。月刊フリーペーパー+月間210万PVのウェブメディア+150万人会員基盤による強い集客力と、業界トップクラスの低手数料(直接販売5.0%〜)が魅力。直接販売・委託販売の2方式から選択でき、託児サービスやキャンセル補償など観客向け特典も充実。雑誌時代から培ったメディア力で、演劇ファンに直接リーチできる総合プレイガイドとして総合ランキング5位の評価。

EDITORIAL SCORE
77
/ 100
★★★★☆
総合ランキング 5位

カンフェティ(Confetti)とは

2006年から続く、演劇・クラシック・ミュージカル特化のプレイガイド。フリーペーパー・ウェブメディア・チケット販売の3本柱で、エンタメ業界の主催者を支援しています。

カンフェティ(Confetti)は、ロングランプランニング株式会社が運営する演劇・クラシック・ミュージカル特化のチケット販売サイトです。2004年創業の同社は「エンタテインメントを、もっと身近なものに。」を理念に掲げ、2006年からチケット販売サービスを開始。フリーペーパー「カンフェティ」を全国の劇場・公共施設で配布しながら、ウェブサイトで月間210万PV・会員150万人を抱えるエンタメ系プレイガイドとして成長してきました。

カンフェティの特徴は、「チケット販売」と「メディア」の両輪にあります。劇場で配布される月刊フリーペーパー、ウェブマガジン、SNS、メールマガジンなど複数の自社メディアを保有し、それらすべてをチケットサイトへの誘導に活用しています。これにより、主催者は単にチケット販売プラットフォームを使うだけでなく、雑誌掲載・メルマガ告知・プレスリリース配信などの宣伝チャネルもセットで利用できる構造です。

運営会社
ロングランプランニング
2004年創業
会員数
150万人
エンタメ好きが中心
月間PV
210万PV
ウェブメディア
紙媒体
月刊フリーペーパー
劇場・公共施設で配布

直接販売と委託販売の2方式

カンフェティのもう一つの特徴は、主催者が「直接販売」と「委託販売」を選べること。直接販売は主催者がチケット販売・運営を主体的に行う方式で、手数料が安く(5.0%〜)、入金も早い(公演前入金可能)。一方の委託販売はカンフェティが販売・運営を代行する方式で、手数料は7.0%〜とやや高いものの、運営工数を大幅に削減できます。公演の規模や運営体制に応じて柔軟に選べる設計です。

手数料体系の詳細

委託販売7.0%〜、直接販売5.0%〜、動画配信7.0%。業界トップクラスの低コストですが、最低保証額や購入者手数料に注意が必要です。

主催者が支払う手数料

カンフェティの料金体系はサービス内容によって複数のレートに分かれています。委託販売は7.0%から、直接販売は5.0%から、動画配信は7.0%。これに加えて、メールマガジン掲載(+1.0%)、特別取材(+1.0%)、コールセンター予約(+1.5%)など、オプションサービスを追加することで手数料が積み上がる構造です。初期手数料・公演登録料はすべて0円ですが、委託販売と動画配信については最低保証額が設定されており、販売手数料が規定額に満たない場合は追加で支払いが発生します(委託販売11,000円、動画配信3,300円)。

⚠ 最低保証額に注意

委託販売で集客に失敗した場合、販売手数料が11,000円に満たないと差額が発生。小規模公演でリスクなく委託を使いたい場合は、最低限のチケット枚数(おおむね150枚程度)が見込める前提で検討すべき。

購入者が支払う手数料

購入者の負担手数料は0円〜660円程度と公演によって異なります。2024年11月の改定後、セブン-イレブンでの支払い手数料・発券手数料が275円/枚に値上げされました。コンビニ発券、電子チケット(モバパス、QRコード)、紙チケット、いずれも対応していますが、手数料は受取方法・公演によって変動します。一部の販売方法を除き、主催者と購入者で手数料を分担する形での設定変更も可能です。

入金タイミング

カンフェティのもう一つの強みが入金タイミングの柔軟性です。直接販売の場合、毎月末締めで翌月15日または25日払いという、公演前にチケット代金を受け取れるサイクルが選べます。これは主催者のキャッシュフローにとって大きなメリットで、公演運営費用の前払いに充てることができます。委託販売の場合は、公演最終日締めで翌月末払いとなります。

主な機能と特徴

チケット販売だけでなく、メディア掲載、プレスリリース、キャンセル補償、託児サービスなど、エンタメ業界に特化した独自サービスが充実しています。

FACT NOTE
カンフェティの主催者向け手数料は直接販売3.2%〜(業界トップクラスの低料率)が公表値。機能オプション・委託形態により変動するため、具体的な料率は公演内容により異なります(公式:2021年改定後)。
📰

月刊フリーペーパー連動

劇場・公共施設で配布される月刊「カンフェティ」誌に公演情報を掲載可能。紙からのリーチを獲得。

2つの販売方式

直接販売(主催者主導・5.0%〜)と委託販売(カンフェティ代行・7.0%〜)から運営体制に合わせて選択可能。

外部システム連携

GETTIIS・TIGET・チケットペイ・LivePocketと業務提携。他システムを通じてもカンフェティの集客力を活用。

キャンセル補償サービス

会員向けの自動付帯キャンセル補償サービスが充実。観客側の購入ハードルが下がる効果も。

託児・観劇支援サービス

無料の託児サービスや「トリート」差し入れシステム連携など、観劇文化を支える独自施策。

公演前入金(直接販売)

直接販売なら毎月末締め翌月払いで公演前に入金可能。運営資金のキャッシュフロー改善に寄与。

月刊誌+ウェブの「メディア × チケット」モデル

カンフェティの核心は「チケットを売るだけのプラットフォーム」ではなく、「演劇ファンが日常的に情報を得る場所」を運営している点にあります。月刊フリーペーパー「カンフェティ」は東京を中心とした劇場・公共施設で長年配布されており、紙媒体ならではの「劇場での出会い」を提供しています。これとウェブメディア(月間210万PV)、SNS、メールマガジンが連携することで、演劇ファンへのリーチを多層的に作る構造です。

業界提携と販路拡張

カンフェティ単独の販売だけでなく、GETTIIS・TIGET・チケットペイ・LivePocketといった他のチケットシステムと業務提携している点も特徴です。さらにダイナースクラブ・TKTS(ブロードウェイ発祥のディスカウントチケットストア)との連携もあり、富裕層・観光客などへの販路も持ちます。チケット販売の枠を超えて、エンタメ市場全体での流通を意識した設計です。

編集部スコア内訳

Ticketing Lab 編集部が6つの評価軸でスコアリング。各軸20点満点、合計100点で評価しています。

カンフェティの評価軸別スコア
舞台用途への専門性
18/20
手数料の妥当性
15/20
集客力・リーチの質
17/20
運営工数の負担
15/20
導入の容易性
14/20
観客との関係性
13/20

「舞台用途への専門性」と「集客力・リーチの質」が高評価。月刊フリーペーパーとウェブの両輪で演劇ファンに直接リーチできる点が、特化型サービスとしての強みです。「手数料の妥当性」は15/20と中位で、表面的な料率は安いものの、オプション加算や最低保証額を加味するとトータルコストはやや上がる点が反映されています。「導入の容易性」も14/20と低めで、これは委託販売の場合に審査や打ち合わせが必要な点を反映しています。

強みと弱み

編集部による正直な評価。何を得て、何を諦めることになるのか、トレードオフをフラットに整理します。

STRENGTHS — 強み
  • 月刊フリーペーパー+ウェブ210万PV+150万人会員の強力なメディア力
  • 直接販売5.0%〜という業界トップクラスの低手数料
  • 直接販売・委託販売の2方式から運営体制に合わせて選択可能
  • 直接販売なら公演前入金可能で、運営資金のキャッシュフローが改善
  • GETTIIS・TIGET・チケットペイ・LivePocketとの業務提携で販路が広い
  • キャンセル補償・託児・トリート差し入れなど、観客向け特典が豊富
  • ダイナースクラブ・TKTSとの提携で富裕層・観光客への販路も
  • 2006年から続く老舗の信頼感とエンタメ業界での認知度
TRADE-OFFS — 弱み
  • 委託販売は最低保証額11,000円があり、小規模公演ではリスクが残る
  • オプション加算(メルマガ+1%、取材+1%、コールセンター+1.5%)で実効手数料が積み上がる
  • 2024年11月にコンビニ手数料が220円→275円へ値上げされ、購入者負担が増加
  • 委託販売は最短5営業日と即日対応ではない
  • セルフサーブ性が低く、teketのような「最短5分」のスピード感はない
  • 原則として公演成立後のキャンセル・払い戻しができない厳格な運用

他社との比較

演劇特化型の「こりっちチケット!」、座席指定で強い「teket」と並べて、主催者にとっての違いを整理します。

カンフェティ vs こりっちチケット! vs teket
カンフェティ
こりっちチケット!
teket
主催者手数料
直接5.0%〜/委託7.0%〜
クレカ・PayPay 5%
自由席8%/指定席10%
独自メディア
月刊誌+210万PV
CoRich舞台芸術!
なし
販売方式
直接/委託の2方式
セルフサーブ
セルフサーブ
入金タイミング
公演前入金も可
公演後
公演後
最低保証額
委託11,000円あり
なし
なし

カンフェティの強みは「メディア力+販売の2方式選択」です。月刊誌とウェブの両輪で演劇ファンに届く構造は、こりっちチケット!の観劇クチコミ連動とは別の方向性のリーチ力。委託販売で運営代行を任せられる点も、teketやこりっちチケット!のセルフサーブ型にはない柔軟性です。一方で、最低保証額やオプション加算による実効手数料の積み上がりには注意が必要。中規模以上の公演でメディア力を活かしたい場合に最も力を発揮します。

→ より詳しい比較は

主要7社の横断比較、または全15社の一覧表をご覧ください。

こんな主催者におすすめ

編集部の視点から、カンフェティが特にフィットする主催者の特徴をまとめます。

強くおすすめできるケース

中規模(300〜1,000席)の演劇・ミュージカル・クラシック公演で、雑誌掲載・メディア露出を集客の柱にしたい主催者には、カンフェティが第一候補になります。長年エンタメ業界で培ったブランドと、フリーペーパー+ウェブ+メルマガという多層的なメディア戦略は、他のセルフサーブ型サービスでは到達できないリーチを提供します。チケット枚数150枚以上が見込める公演なら、委託販売の最低保証額もクリアしやすく、運営代行のメリットを十分に享受できます。

検討の価値があるケース

運営スタッフが少なく、チケット販売・問い合わせ対応を外部に委託したい場合、カンフェティの委託販売は強力な選択肢です。手数料7.0%〜は高めに見えますが、コールセンター対応、メルマガ告知、雑誌掲載まで含まれた「フルサービス」と考えれば妥当な水準。富裕層向けの公演や、観光客の集客を狙う場合は、ダイナースクラブ・TKTS提携の販路も活用できます。

他のサービスを検討すべきケース

客席100席以下の小劇場公演で予算が極めて限定的な場合、最低保証額がリスクとなる委託販売は不向きです。こりっちチケット!の手数料5%や、teketの審査なし即日販売の方がフィットします。また、関係者管理機能を重視するなら、こりっちチケット!の方が舞台特化の機能が充実しています。セルフサーブで「自分のペースで運営したい」主催者にも、カンフェティはやや手厚すぎる選択かもしれません。

よくある質問

カンフェティの利用を検討している主催者からよく寄せられる質問に編集部が回答します。

カンフェティの主催者手数料はいくらですか?

直接販売5.0%〜、委託販売7.0%〜、動画配信7.0%です。初期費用・公演登録料はすべて0円。ただしオプションサービス(メルマガ掲載+1.0%、特別取材+1.0%、コールセンター予約+1.5%など)を追加すると、実効手数料が積み上がります。委託販売には最低保証額(11,000円)があるため、小規模公演では注意が必要です。

直接販売と委託販売の違いは?

直接販売は主催者が販売・運営を主体的に行う方式で、手数料5.0%〜、最短即日販売、公演前入金が可能です。委託販売はカンフェティが販売・運営を代行する方式で、手数料7.0%〜、最短5営業日、入金は公演後になります。運営体制とキャッシュフローのニーズに合わせて選択できます。

月刊フリーペーパーへの掲載は別料金?

チケット販売を委託すると、ウェブメディアでの公演告知は基本サービスに含まれます。月刊フリーペーパー本誌への掲載や、メールマガジン掲載、特別取材などはオプションサービスとして個別に申し込む形になります。掲載料は別途設定されており、料金体系の確認が必要です。

小規模公演でも利用できますか?

利用可能ですが、委託販売の最低保証額11,000円に注意が必要です。販売手数料が規定額に満たない場合、差額を支払う必要があります。チケット150枚程度の販売が見込める公演であれば問題なく、それ以下の小規模公演では直接販売(最低保証なし)を選ぶか、他のサービスを検討することをおすすめします。

他のチケットシステムとの連携はありますか?

GETTIIS、TIGET、チケットペイ、LivePocketと業務提携しています。これらのシステムを経由してカンフェティで販売することも可能で、それぞれのシステムの料金・機能を維持しながら、カンフェティ独自の特典や集客チャネルを追加で活用できます。

キャンセル補償サービスとは?

カンフェティ会員向けに自動付帯される、急病などやむを得ない理由でのチケットキャンセルに対する補償サービスです。観客側のリスクが下がるため、チケット購入のハードルが低くなり、結果として主催者の動員にもプラスに働く構造です。買い間違いなど自己都合のキャンセルは対象外です。

EDITORIAL VERDICT

メディア力を活かす中規模公演には、最強のパートナー。

カンフェティの本質は「チケット販売プラットフォーム」を超えた「演劇ファンが集まるメディア」にあります。月刊フリーペーパーが劇場で配られ、ウェブで月間210万PVが訪れ、メルマガが届く——この多層的なメディア網を活用できるのは、現代演劇・ミュージカル・クラシックを主催する団体にとって大きな武器です。

手数料は表面的には低水準(直接販売5.0%〜)ですが、オプション加算や最低保証額を加味すると実効コストは中位水準。それでも「メディア露出を含めたフルサービス」と考えれば、中規模公演には十分に競争力のある選択肢です。雑誌時代から続く老舗の信頼感と、新興サービスにはない販路の広さが、カンフェティならではの価値です。

特にフィットする主催者
  • 中規模(300〜1,000席)の演劇・ミュージカル
  • クラシック・伝統芸能の主催団体
  • 雑誌掲載・メディア露出を集客の柱に
  • 運営代行を活用したい主催者
  • 富裕層・観光客への販路を求める公演
  • キャッシュフロー改善が必要な団体