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大手プレイガイド型

イープラス(e+)の評判・手数料・機能を徹底レビュー

会員数1,500万人超を誇る大手プレイガイド。音楽ライブを中心に演劇・スポーツ・配信まで幅広く対応し、電子チケット「スマチケ」は年間10万公演で利用される国内最大級の電子チケットインフラ。スタンダードプラン(抽選8%/一般10%)とWEBオープンシステム(個人主催者向け)の2つの導入経路を持つ柔軟性が特徴です。

運営:株式会社イープラス カテゴリ:大手プレイガイド 対象規模:大〜中規模 更新日:2026年5月11日

編集部の総評

イープラス(e+)は会員数1,500万人超を抱える業界最大級のチケット販売プラットフォーム。音楽ライブを中心に演劇・スポーツ・配信まで幅広く対応し、電子チケット「スマチケ」は年間10万公演で利用される国内デファクトスタンダード。WEBオープンシステムでは個人主催者でも書類不要・WEB完結で利用開始でき、敷居が低い点も評価ポイント。主催者手数料はスタンダードプランで抽選8%・一般10%。総合ランキング3位の評価。

EDITORIAL SCORE
84
/ 100
★★★★☆
総合ランキング 3位

イープラス(e+)とは

音楽ライブから舞台まで幅広く扱う大手プレイガイド。スマチケ電子チケットを業界に普及させた立役者で、個人主催者向けのWEBオープンシステムも提供しています。

イープラス(e+)は、株式会社イープラスが運営する業界最大級のチケット販売サービスです。会員数1,500万人超を抱え、音楽ライブを中心にクラシック・舞台・スポーツ・配信ライブまで幅広く対応しています。電子チケットサービス「スマチケ」は2023〜2024年度で年間10万公演で利用された実績を持ち、国内の電子チケット市場におけるデファクトスタンダードといえる存在です。

主催者向けには2つの導入経路があります。スタンダードプランは委託販売型でフル機能・サポート付き、WEBオープンシステム(WOS)は個人・小規模主催者向けにWEB完結で利用開始できる仕組みです。「書類不要、対面契約不要、WEB完結」を打ち出しており、大手プレイガイドとしては珍しく個人主催者にも開かれた設計になっています。

運営会社
株式会社イープラス
1999年設立
会員数
1,500万人+
音楽ファン中心
スマチケ実績
年10万公演
電子チケット最大級
発券店舗
ファミマ・セブン
全国対応

音楽寄りの会員基盤と「スマチケ」

イープラスの特徴は音楽ファン中心の会員基盤スマチケの普及力です。J-POP、ロック、クラシック、ジャズなど音楽ジャンルでの認知度が高く、ライブツアーやフェスのチケット販売で広く使われています。一方、スマチケはイープラスアプリで動作する電子チケットで、譲渡・分配・本人認証など細かい機能を備え、転売対策とユーザー利便性を両立しています。年間10万公演という規模は他社が追随しにくい領域です。

手数料体系の詳細

スタンダードプランの主催者手数料は抽選販売8%・一般販売10%。WEBオープンシステムは個人主催者向けで料率が異なります。購入者手数料は400〜1,000円程度。

主催者が支払う手数料

イープラスの主催者向け料金は2系統あります。スタンダードプランは委託販売型でチケット料金の8%(抽選販売)または10%(一般発売)。これに公演登録料、発券用紙代などが加算されます。フル機能・コールセンター対応・スマチケ利用などが含まれており、中〜大規模公演向けの主流プランです。WEBオープンシステム(WOS)は個人・小規模主催者向けで、書類提出不要・WEB完結で利用開始でき、料率はスタンダードプランとは別体系(要問い合わせ)になります。

✓ 個人主催者でも導入可能

WOSなら法人・個人問わずパソコンから登録するだけで、イープラスとファミリーマートでチケット販売可能。書類不要・対面契約不要のWEB完結で、大手プレイガイドとしては珍しい導入容易性。

購入者が支払う手数料

購入者の追加手数料は受取方法・支払方法により変動します。ファミリーマート/セブン-イレブン発券はシステム利用料220円/枚+店頭発券手数料165円/枚。スマチケ・QRチケットはシステム利用料0〜330円/枚で、紙発券より割安。配送受取は1,100円/件〜。振込手数料はコンビニ・ATM・ネットバンキングで330円/件(5万円以上は530円〜)、クレジットカード払いは無料です。先行抽選のサービス料0〜1,000円が別途加算される公演もあります。

精算タイミング

スタンダードプランの場合、最終公演終了後にチケット売上から「公演登録料」「販売手数料」「発券用紙代」などを相殺した金額が指定口座に振り込まれます。公演後の入金サイクルになるため、運営資金のキャッシュフローには注意が必要です。

主な機能と特徴

スマチケ電子チケットを中心とした幅広い受取手段、抽選・先着・先行販売など多彩な販売方式に対応。個人主催者向けのWEBオープンシステムが導入のハードルを下げています。

📱

スマチケ電子チケット

年間10万公演で利用される国内最大級の電子チケット。譲渡・分配・本人認証など機能が充実。

2つの導入経路

スタンダード(委託・大規模向け)とWEBオープンシステム(個人・小規模向け)から選択可能。

抽選・先着・先行販売

プレオーダー抽選、最速先行、一般発売など多彩な販売方式に対応。

公式リセール対応

イープラスで購入したチケットの公式二次流通サービスで転売対策と利便性を両立。

🎵

Streaming+配信

音楽・クラシック・舞台・トークなど配信チケットも一元管理可能。

🏪

ファミマ・セブン発券

全国のファミリーマート・セブン-イレブンで支払い・発券に対応。

WEBオープンシステム(WOS)の独自性

大手プレイガイドとして個人主催者にも開放されている点は、イープラスの大きな差別化要因です。WOSなら書類不要・対面契約不要・WEB完結で利用開始でき、大手としては珍しい敷居の低さを実現しています。中小規模の演劇公演、地方の発表会、個人主催のライブなどで、大手の集客力を活かしたい主催者にとっては貴重な選択肢になります。

音楽連動の舞台公演に強い

音楽ファンの会員基盤を持つことから、音楽性のある舞台公演(ミュージカル、音楽劇、アーティスト主演舞台、配信ライブ)との相性が良好です。クラシック系の本格的なコンサートから、若年層向けの2.5次元ミュージカルまで、音楽要素のある公演ではイープラスでの取扱が標準的になっています。

編集部スコア内訳

Ticketing Lab 編集部が6つの評価軸でスコアリング。各軸20点満点、合計100点で評価しています。

イープラス(e+)の評価軸別スコア
舞台用途への専門性
15/20
手数料の妥当性
11/20
集客力・リーチの質
19/20
運営工数の負担
17/20
導入の容易性
14/20
観客との関係性
13/20

「集客力・リーチの質」は19/20と高評価。会員1,500万人+スマチケ普及率の総合力が反映されています。「導入の容易性」は14/20で、大手の中ではWOSの存在により最も導入しやすい部類。一方「手数料の妥当性」は11/20で、表面手数料は競争的ですが購入者の追加手数料を含めると重い構造となります。

強みと弱み

編集部による正直な評価。何を得て、何を諦めることになるのか、トレードオフをフラットに整理します。

STRENGTHS — 強み
  • 会員数1,500万人超の巨大な会員基盤と、年間10万公演で使われるスマチケ電子チケット
  • WEBオープンシステム(WOS)により個人主催者でも書類不要・WEB完結で導入可能
  • スタンダードプラン抽選8%・一般10%という大手としては競争的な料率設定
  • スマチケ・QRチケット・コンビニ発券・配送と幅広い受取方法に対応
  • 公式リセール、Streaming+配信、e+貸切公演など独自サービスが充実
  • 音楽連動の舞台公演(ミュージカル・音楽劇)との親和性が高い
  • 電子チケット中心の運用にすれば購入者手数料を比較的抑えられる
TRADE-OFFS — 弱み
  • スタンダードプランは委託契約型のため、契約・打ち合わせの手間がある
  • 購入者の追加手数料が合計400〜1,000円程度に達することが多い
  • 音楽寄りの会員基盤のため、現代演劇・小劇場ファンへのリーチは限定的
  • 売上入金が公演後となり、運営資金のキャッシュフローには影響あり
  • プランごとに料率や機能が変わるため、最適プランの選定に手間がかかる
  • 観客との直接的な関係構築は仲介型のため、リピーター獲得は別途必要

他社との比較

業界最大手の「ぴあ」、演劇特化型の「こりっちチケット!」と並べて、e+の位置づけを整理します。

イープラス(e+) vs ぴあ vs こりっちチケット!
イープラス(e+)
ぴあ
こりっちチケット!
主催者手数料
抽選8%/一般10%
売上の約10%
クレカ・PayPay 5%
会員基盤
1,500万人+
2,000万人+
演劇ファンに特化
導入ハードル
WOSで低め
審査必要・高い
団体登録のみ
電子チケット
スマチケ最大級
スマチケ対応
QR電子主体
得意ジャンル
音楽・ライブ
全ジャンル
演劇・小劇場
対象規模
大〜中規模
大規模
小〜中規模

イープラスは「音楽寄りの大手」として、ぴあの汎用性・規模感と、特化型サービスの軽快さの中間に位置します。WEBオープンシステムにより個人主催者でも利用可能なため、ぴあでは契約が難しい中規模団体でも大手の集客力を活用できる選択肢です。一方、現代演劇・小劇場系のリーチではこりっちチケット!の方が刺さりやすく、用途に応じた使い分けが重要です。

→ より詳しい比較は

主要7社の横断比較、または全15社の一覧表をご覧ください。

こんな主催者におすすめ

編集部の視点から、イープラス(e+)が特にフィットする主催者の特徴をまとめます。

強くおすすめできるケース

音楽性のある舞台公演(ミュージカル、音楽劇、コンサート連動企画)には、イープラスが第一候補になります。音楽ファン中心の会員基盤と、年間10万公演で使われるスマチケ電子チケットの普及力により、観客の電子チケット受容度も高く、運用がスムーズです。中規模以上のライブツアー、フェス、配信ライブにも最適です。

検討の価値があるケース

個人主催者・小規模団体で大手の集客力を活用したい場合、WEBオープンシステムは強い選択肢です。書類不要・WEB完結で導入できる大手プレイガイドは他にあまりなく、ぴあの契約が難しい団体にとって貴重な経路となります。

他のサービスを検討すべきケース

現代演劇・小劇場のような演劇特化型コミュニティへのリーチを重視するなら、こりっちチケット!の方がフィットします。また、客席500席未満の小規模公演で手数料コストを最優先するなら、こりっちチケット!の5%(クレカ・PayPay)やTIGETの5.5%の方が有利です。座席指定運用が必須のクラシックコンサートなら、teketの即日設定機能が便利です。

よくある質問

イープラス(e+)の利用を検討している主催者からよく寄せられる質問に編集部が回答します。

イープラスの主催者手数料はいくらですか?

スタンダードプランで抽選販売8%、一般販売10%が基本料率です。これに公演登録料・発券用紙代などが加算されます。WEBオープンシステム(WOS)は個人主催者向けの別体系で、詳細は要問い合わせとなります。

個人でも利用できますか?

WEBオープンシステム(WOS)を利用すれば、法人・個人問わずパソコンから登録するだけで利用可能です。書類提出や対面契約は不要で、WEBで完結します。大手プレイガイドとしては珍しく、個人主催者に開放されている点が特徴です。

スマチケとは何ですか?

イープラスアプリで動作する電子チケットサービスです。年間10万公演で利用される国内最大級の電子チケットで、譲渡・分配機能、本人認証、転売対策機能などを備えています。紙発券コストを抑えながら、購入者の利便性も高い水準で提供できます。

購入者の手数料は?

受取方法と支払方法で変動します。ファミマ/セブン発券はシステム利用料220円/枚+店頭発券手数料165円/枚。スマチケ・QRチケットはシステム利用料0〜330円/枚で、紙発券より安価です。クレジットカード払いなら振込手数料は無料、コンビニ/ATM払いは330円/件(5万円以上は530円〜)が加算されます。

売上の入金タイミングは?

スタンダードプランの場合、最終公演終了後にチケット売上から公演登録料・販売手数料・発券用紙代などを相殺した金額が、指定口座に振り込まれます。委託販売型のため、公演前の入金は基本的にできません。

ぴあとの違いは?

ぴあが「全ジャンル対応の業界最大手」とすれば、イープラスは「音楽寄りの大手」と位置づけられます。会員数ではぴあが2,000万人、イープラスが1,500万人と差がありますが、スマチケの普及度はイープラスが業界トップ。また、WEBオープンシステムにより個人主催者でも利用しやすい点はイープラスの大きな差別化要因です。

EDITORIAL VERDICT

音楽性のある舞台と中規模公演の頼れるパートナー。

イープラス(e+)は、ぴあに次ぐ業界最大級の規模感と、スマチケ電子チケットの普及力で「音楽連動の舞台公演」に最適なプレイガイドです。ミュージカル、音楽劇、アーティスト主演舞台、配信ライブなどでは標準的な選択肢として機能します。

もう一つの強みはWEBオープンシステム(WOS)の存在で、個人・小規模主催者でも大手の集客力を活用できる経路を提供しています。これはぴあでは契約が難しい中規模団体にとって貴重な代替手段。ただし手数料・購入者負担の構造は依然として大手プレイガイド水準なので、客席500席未満の小規模公演には特化型サービスの方が合理的な選択になることが多いでしょう。

特にフィットする主催者
  • ミュージカル・音楽劇・コンサート連動企画
  • 中〜大規模のライブツアー・フェス
  • 配信ライブ(Streaming+)
  • WOSで大手リーチを活用したい個人主催者
  • 音楽ファン基盤を活かしたい公演
  • スマチケで電子チケット運用したい主催者