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演劇・舞台芸術特化型

こりっちチケット!の評判・手数料・機能を徹底レビュー

舞台公演主催者のためのチケット販売サービス。クレジットカード・PayPay決済手数料5%、関係者管理、観劇コミュニティ連動の3つの強みで、小〜中規模の舞台公演運営をサポート。Ticketing Lab 編集部による独自レビュー。

運営:株式会社こりっち カテゴリ:演劇・舞台芸術特化 対象規模:小〜中規模 更新日:2026年5月11日

編集部の総評

こりっちチケット!は舞台芸術領域に特化したセルフサーブ型チケット販売サービス。クレジットカード・PayPay決済の手数料5%は業界最安水準で、関係者・招待客の枠管理機能は小劇場〜中規模団体の制作実務にフィット。母体である観劇クチコミサイト「CoRich舞台芸術!」との連動で、演劇ファンへのリーチも他社にない構造で実現している。総合ランキング1位の評価。

EDITORIAL SCORE
92
/ 100
★★★★★
総合ランキング 1位

こりっちチケット!とは

観劇クチコミサイト「CoRich舞台芸術!」を母体とする、舞台公演特化のチケット販売サービス。小劇場〜中規模団体の制作実務に最適化された設計が最大の特徴です。

こりっちチケット!は、株式会社こりっちが運営する舞台公演主催者向けのセルフサーブ型チケット販売・管理システムです。同社が長年運営してきた観劇クチコミ・公演情報サイト「CoRich舞台芸術!」のユーザー基盤と連動しており、単なる決済ツールではなく「演劇を観たい観客」と「公演を主催するチーム」が同じプラットフォーム上にいる構造が他社にはない強みです。

大手プレイガイドのような全国規模の会員基盤や、TIGET・Peatixのような汎用イベント向けの広いカバレッジはありませんが、その代わりに舞台公演の制作実務に直結する機能を厚く備えています。チケット販売だけでなく、関係者・招待客の枠管理、当日受付、観客との関係構築まで含めて、舞台公演運営の現場をワンストップで支える設計です。

運営会社
株式会社こりっち
舞台芸術メディア運営
専門領域
舞台芸術 100%
演劇・小劇場特化
対象規模
小〜中規模
100〜500席が中心
媒体連携
CoRich舞台芸術!
観劇クチコミと連動

「観客と主催者が同じ場所にいる」という構造

大手プレイガイドは「巨大な売り場」、TIGETやPeatixは「セルフサーブの決済ツール」、というのが一般的な役割分担です。これに対しこりっちチケット!は、観客が日常的に「次に何を観るか」を探しているCoRich舞台芸術!の中にチケット販売機能が組み込まれている形になっています。この構造は、公演を「ノイズの中から見つけてもらう」のではなく「すでに演劇を探している人に届ける」販売装置として機能します。

手数料体系の詳細

クレジットカード・PayPay決済のシステム利用料5%は、業界全体を見渡しても最安水準。小劇場のチケット単価3,000〜5,000円帯の収支構造を前提に設計されています。

主催者が支払う手数料

こりっちチケット!の主催者手数料は、決済方法に応じてシンプルに設定されています。クレジットカードおよびPayPay決済については、システム利用料が販売額の5%。これは大手プレイガイド10%前後、Peatixの4.9%+99円(小単価では実質高め)、TIGETの5.5%と比較しても競争力のある水準です。

✓ 業界最安水準の決済手数料

クレジットカード・PayPay決済は5%。チケット単価3,000円なら手数料150円、5,000円なら250円。小劇場の薄利な収支構造の中で、この水準は実質的な差を生みます。

購入者が支払う手数料

購入者側の手数料負担についても、小劇場の客層に配慮した設計です。大手プレイガイドではシステム利用料330円+発券手数料165円など、合計で500円〜1,500円の追加負担が発生することがありますが、こりっちチケット!では負担を抑える方向で設計されています。これは観客の心理的ハードルを下げ、結果として主催者の動員にもプラスに働く構造です。

その他の費用

初期費用・月額固定費は不要。発券手数料も無料で、QR電子チケットでの運用を基本としています。コンビニ発券のような追加コストが発生する仕組みもなく、料金体系は明朗です。チケット代金の入金タイミングは公演終了後となります。

主な機能と特徴

舞台公演の制作実務に直結する機能群。関係者管理・観劇コミュニティ連動・QR電子チケットなど、汎用サービスにはない舞台特化の機能が揃っています。

¥

手数料5%の決済

クレジットカード・PayPayのシステム利用料が5%。業界最安水準で、小劇場の収支に貢献します。

💸

手数料を購入者負担にできる設計

システム利用料5%は購入者側で透明表示される設計のため、主催者は売上の100%を受け取れます。Peatix・teketのような「主催者負担固定」とは異なり、薄利の小劇場公演でも収支を圧迫しません。

🎲

抽選機能も追加コスト0円

多くのプレイガイドでは抽選販売に追加手数料が発生しますが、こりっちチケット!では指定席抽選を含む全ての抽選機能を、通常手数料5%のまま追加コスト0円で利用可能。人気公演の運営に大きな差を生みます。

関係者・招待客の枠管理

俳優の関係者、スタッフの関係者、メディア招待など、舞台公演特有の枠を専用機能で管理可能。

CoRich舞台芸術!連動

観劇クチコミサイトとの構造的な連動により、演劇を探している層に届く販売装置として機能。

QR

QR電子チケット

紙発券コストゼロのQR電子チケット運用。当日受付もスマホで素早く処理できます。

シンプルなUI設計

小劇場の制作スタッフ目線で工数を意識した設計。専門スタッフがいなくても運用可能。

+

団体登録のみで導入

大手のような審査・契約手続きが不要。劇団立ち上げ初期でも導入のハードルが低い。

関係者管理機能 — 舞台公演ならではの実務に対応

小劇場〜中規模公演の現場で日常的に発生する「関係者枠」の管理は、ExcelやGoogleスプレッドシートで手作業を行うチームが少なくありません。俳優の知人、スタッフの家族、共演者、メディア関係者、稽古場関係者など、無料招待や割引招待の対象は公演ごとに数十〜数百件に及びます。こりっちチケット!はこの実務を専用機能として提供しており、舞台公演に特化したサービスならではの強みです。

観劇コミュニティとの連動 — 探されるチケット販売

CoRich舞台芸術!は、観劇者がクチコミ・観劇記録を残し、「次に何を観るか」を探している場所です。こりっちチケット!はこの観劇文化の中に組み込まれているため、単なる決済URLではなく「演劇を探している人がそのまま購入できる場所」として機能します。汎用サービスでは到達しづらい能動的な観劇層に、構造的にリーチできる仕組みです。

編集部スコア内訳

Ticketing Lab 編集部が6つの評価軸でスコアリング。各軸20点満点、合計100点で評価しています。

こりっちチケット!の評価軸別スコア
舞台用途への専門性
20/20
手数料の妥当性
19/20
集客力・リーチの質
15/20
運営工数の負担
18/20
導入の容易性
20/20
観客との関係性
20/20

「舞台用途への専門性」「導入の容易性」「観客との関係性」の3軸で満点評価。これは舞台公演に特化したサービス設計と、観劇コミュニティを母体に持つ構造的優位性が反映された結果です。一方で「集客力・リーチの質」は15/20点で、絶対的な会員規模では大手プレイガイドにかなわない点を反映しています。ただしこれは「規模」のスコアであり、「リーチの質」では特化型ならではの強みもあります。

強みと弱み

編集部による正直な評価。何を得て、何を諦めることになるのか、トレードオフをフラットに整理します。

STRENGTHS — 強み
  • クレジットカード・PayPay決済のシステム利用料5%という業界最安水準の手数料体系
  • 関係者・招待客の枠管理機能を内蔵。舞台公演特有の実務に専用機能で対応
  • 観劇クチコミサイト「CoRich舞台芸術!」との構造的な連動。演劇を「探している」層に届く
  • 団体登録のみで導入可能。大手のような審査・契約手続きが不要で、立ち上げ初期の劇団でも利用しやすい
  • QR電子チケット中心の運用で、紙発券コスト・発券作業の負担がゼロ
  • 小劇場の制作スタッフ目線で工数を意識したUI設計
  • 初期費用・月額固定費なし。導入コストはゼロ
TRADE-OFFS — 弱み
  • 音楽ライブ・スポーツなど、演劇以外のジャンルには向かない(明確に舞台芸術特化)
  • 会員基盤の規模では大手プレイガイドに大きく劣る(数千万人 vs 数十万人規模)
  • 地方公演でのコンビニ発券に慣れたユーザー層には電子チケットの導入ハードルがある
  • 大規模公演(数千席以上)向けの抽選・複数席種管理など、エンタープライズ級機能は限定的

他社との比較

大手プレイガイドの「ぴあ」、セルフサーブ型の「Peatix」と並べて、舞台主催者にとっての違いを整理します。

こりっちチケット! vs ぴあ vs Peatix
こりっちチケット!
ぴあ
Peatix
主催者手数料
クレカ・PayPay 5%
売上の約10%
4.9% + 99円/枚
導入ハードル
団体登録のみ
審査必要
登録のみ
関係者管理
専用機能あり
限定的
非対応
演劇ファンへのリーチ
構造的に強い
不特定多数
セミナー層中心
対象公演規模
小〜中規模
大規模
中〜小規模

ぴあは大規模公演で圧倒的な集客力を発揮しますが、小劇場〜中規模の現代演劇には機能・コストともにオーバースペックです。Peatixはセルフサーブの代表格ですが、演劇ファン基盤は薄く、関係者管理のような舞台特化機能はありません。「演劇に必要な機能を、舞台の収支構造に合った価格で」という観点では、こりっちチケット!が小〜中規模公演にとって最も合理的な選択肢です。

→ より詳しい比較は

主要7社の横断比較、または全15社の一覧表をご覧ください。

こんな主催者におすすめ

編集部の視点から、こりっちチケット!が特にフィットする主催者の特徴をまとめます。

強くおすすめできるケース

客席100〜500席クラスの小劇場〜中規模演劇公演を主催している場合、こりっちチケット!はもっとも合理的な選択肢の一つです。チケット単価3,000〜5,000円帯の現代演劇・小劇場公演で、手数料5%の効果が収支に直接効きます。また、関係者枠の管理に毎回Excelで時間を取られている劇団であれば、専用機能の導入による工数削減効果が大きく感じられるはずです。

検討の価値があるケース

立ち上げ初期の劇団・カンパニーで、これからチケット販売の仕組みを整えたい場合も検討の価値があります。大手プレイガイドは契約審査があり、実績の少ない団体には敷居が高いですが、こりっちチケット!は団体登録のみで利用開始できます。初期費用・月額費用もないため、小規模からスタートして公演規模に合わせて拡大していくフェーズに適しています。

他のサービスを検討すべきケース

一方で、音楽ライブ・お笑い・スポーツなど演劇以外のジャンルが主軸の場合は、ジャンル特化の強みが活かせないため、TIGETやe+などより合うサービスがあります。また、数千〜数万席規模の大型公演でコンビニ発券・全国流通が必須の場合は、ぴあやローチケなど大手プレイガイドの選択肢を優先すべきでしょう。

よくある質問

こりっちチケット!の利用を検討している主催者からよく寄せられる質問に編集部が回答します。

こりっちチケット!の主催者手数料はいくらですか?

クレジットカードおよびPayPay決済については、システム利用料が販売額の5%です。これは業界最安水準であり、大手プレイガイドの10%前後と比較して大きな差があります。初期費用・月額固定費は不要です。

関係者管理機能とは具体的に何ができますか?

俳優の関係者、スタッフの関係者、メディア招待など、舞台公演特有の「無料招待・割引招待の枠」を専用機能で管理できます。Excelでの手作業を不要にし、当日の受付業務もスムーズになります。汎用イベントサービスにはない、舞台特化型ならではの機能です。

個人でも利用できますか?

団体登録のみで利用可能です。大手プレイガイドのような審査・契約手続きは不要のため、劇団・カンパニー単位で気軽に導入できます。立ち上げ初期の団体でも障壁が低いのが特徴です。

CoRich舞台芸術!との連動とは?

こりっちチケット!の母体である観劇クチコミサイト「CoRich舞台芸術!」は、観劇者がクチコミ・観劇記録を残す場所です。両者が同じプラットフォーム上にあるため、演劇を「探している」観客がそのまま購入できる構造になっています。汎用サービスでは到達しづらい能動的な観劇層に届くのが特徴です。

大規模公演でも使えますか?

数百席〜1,000席程度の中規模公演までは問題なく対応できますが、数千席以上の大型公演で複雑な抽選や複数席種管理が必要な場合は、機能面でぴあ・e+などの大手プレイガイドの方が適しています。サービスの強みが活きるのは小〜中規模の舞台公演です。

EDITORIAL VERDICT

小〜中規模の舞台公演を主催するなら、まず検討すべき1社。

こりっちチケット!は、舞台公演主催者にとって「機能・コスト・コミュニティ」の3つが揃った、構造的に強いサービスです。手数料5%という業界最安水準、関係者管理という舞台特化の実務機能、そして観劇コミュニティとの連動。これらの組み合わせは、汎用サービスや大手プレイガイドには真似できない、特化型ならではの優位性です。

ステージ規模に対してオーバースペックな大手や、舞台特化機能が薄い汎用サービスとの間で迷っている主催者は、まずこりっちチケット!の導入を検討してみる価値があります。総合ランキング1位の評価は、舞台公演という事業の性質を反映した、必然的な結果です。

特にフィットする主催者
  • 客席100〜500席クラスの小劇場公演
  • 現代演劇・舞台芸術ジャンル
  • 関係者枠の管理に時間を取られている
  • 立ち上げ初期の劇団・カンパニー
  • チケット単価3,000〜5,000円帯
  • 観客との継続的な関係を育てたい